バイクレストア　その七　〜エンジンをかけてみる編

　　　

　とうとうこの日が来ました。なんと、ながかった事でしょう。というか、もう家の中でレストアは二度とやらないと思います。来客がある度にパーツをあっちにこっちに箱詰めして大変な事になります。とにかくバイクパーツの箱の山を何とかしたかったので完成を急ぎます。

マトモなパーツ寄せ集めでピカピカになったキャブレター。

現在の車やバイクはCDIという方式で寒くても一発でエンジンがかかりますが、当時の車やバイクはこのキャブレター方式でした。アナログな感じが良いのですが、これが一番やっかいでバイクの調子の悪さはほとんどキャブの仕業と言ってもいい位です。一番壊れ易いパーツなので、旧車の場合調子のよいキャブに仕上げられるかが重要なポイントになります。
当初バイクに付いていたキャブはボロボロだったので、オークションでキャブだけ買い、マトモなパーツを寄せ集めて作りました。写真の通りピカピカのキャブになりました。

キャブクリーナーは各社出ていますが、YAMAHA製が一番強力です。びっくりする程綺麗になります。 レストア前写真を撮ってないですが、それはそれはただのゴミのような、今、土の中から掘り出したようなシロものでした。

初期CB50の中古キャブは、上物はオークションで12000円してます。（この写真ほど綺麗じゃないですよ）新品キャブはメーカーにはとっくに在庫無いです。（既に在庫無しのJX-1／Sのキャブでも純正品最終価格は何と28100円です。）

＊ただし、 フロートはメーカーから純正新品（1800円で）出ますよ。フロート一個3000円以上で売ってるオークションに騙されないように。

ちなみに、CB50JX-1、50Sのキャブは初期型に付きません。マニホの取付けピッチが違います。JX-1／Sのマニホまで手に入れればエンジン側のピッチは同じなので付きますが、今度はマニホの長さが初期型と違います。2cm位の厚めのインシュレーターを挟めれば何とかなるかもしれません。キャブとマニホをいくつも買った経験者は語るです。トホホ。。

 

タンクも新品をゲットしました。

早くエンジンかけたいのでタンクを載せて・・・写真を撮ろうと思ったらデジカメが何処行った？？？？　とりあえず携帯で写真を撮って・・・

『（一応）完成です！』

 

調整があるのでカウル類はまだですが、一応エンジンかけれるとこまで来たのでお外に出してみましょう。2年ぶりにお外に出たバイクちゃんも、ながい入院生活の末やっと外に出れた清々しい気分でしょう。

外装が完成してもエンジンがかかるかが最大の問題。
ひたすらキック！キック！を5分ほど。。。
ふ〜。エンジンかからん。

疲れたので少し休憩して再挑戦。
決定的瞬間を動画で。

＊Winの方は動画再生にはQuickTime Playerでが必要です。ダウンロードはこちら

エンジンがかかったので一安心。他の外装パーツはとりあえず後回しにして、このままバイク屋に持ち込んで最終調整します。
バイク屋から戻ってきたら、残りのパーツを付けて完成です。

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