新ギター教本 日音 とばひろし 1974年発売
奇跡のギター教本?!
僕は小1の7歳の時に、造成地で遊んでいて山から落ちて、右肘を複雑骨折、指も3本麻痺(ギターで言えばp.i.mですね)して学校も半年休んだことがありましたが、今思えば、その事がその後の僕の人生を決めるきっかけになったと思います。
リハビリはその後、半年〜1年続き、肘は日常生活では困らないほど曲がるようになりましたが、指に力が入らなく、小学生の間は手を使う、鉄棒やマット運動はほとんど出来ない状態だったと記憶してます。
そんな折、同級生がエレキギターを買ったと見せてくれました。(彼はその後アイドルバンドでデビューすることになりますが)、そのギターなる楽器を間近で見たとき、僕もギターを弾けるようになりたいと思い、親が買ってくれないのは承知してるはずなのに、家に帰ってから、何故か母親に「ギター買ってくれよ!」と言ってました。確か小学校6年ころ(1977年)と思います。
「無理だな・・・」と思っていたところ、
母親が「手のリハビリにもなるしいいかもね!」と言い出しました。
この「いいかもね」は、父親も納得するだろうの「いいかも」と当時理解しました。
「やった!!!」と思ったのも束の間。
エレキはギター本体だけでは音が出ないと聞いていたので、付属する機材を含めると高額は必至だったので、自分の中で早々に「無理」と判断し、では!とフォークギターを想像してました(欲しかった)のですが、母親の頭にある「ギター」のカタチ(スタイル)は、クラシックギターだったらしく、母親が質屋で買ってきてくれた数千円のギターは、まさしく「クラシックギター」そのものでした。
想像と違ったのでちょっとガッカリしましたが、その時買ってくれたのが「クラシックギター」じゃなかったら・・・手を怪我してなかったら・・・全然違う人生だったでしょうね。
そして、やっと本題。
冒頭の写真のギター教本は、最初にギターを買った質屋さんでおまけとして付けてくれた教本。
僕にとっては人生初のギター教本です。
内容は当然覚えていないし、タイトルも不明。表紙の外人のモデルさんの写真だけが記憶に残ってましたが、つい先日、オークションで見つけ!懐かしくて買いました。
小学生の時に持っていた本を40年ぶりに再会出来るなんて感激です。
今見ると内容は「?」でしたが・・・・・
ちなみに僕の出して著書の出版社(サーベル社)創始者、故石川利雄社長は、日音出身の方で、日音が楽譜業界から撤退するとのことで独立してサーベル社を立ち上げたとお聞きしました。